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【年長組】さつま芋掘り

コドモの園幼稚園の年長組のみんなが、おうちの方に連れられて駒沢オリンピック公園に集まってきました。嬉しくって嬉しくって、おうちの方の周りをスキップしたり、お友だちに大きく手を振ったり。緑や茶色、小さいのや長いのなど。お友だちとたくさんのどんぐりを拾い集め、小さな秋を指先に感じているようです。


やがて年長組のみんながあつまり、朝のご挨拶の時間がやってきました。

教諭が「今日は何をする日ですか?」とみんなに聞くと、「お芋掘り!」と元気に答えてくれました。楽しみだった人、と尋ねると、みんな元気に手を挙げます。

神さま、無事に畑に辿り着けますように私たちを守ってください。今日残念ながらお休みしたお友だちが寂しくないように、そばにいて守っていてください。

神さまにお祈りした後、お手伝いをしてくださるおうちの方に「よろしくお願いします」とご挨拶をし、隣のお友だちと手を繋いで出発です。





お見送りのおうちの方にちょっぴり照れながらいってきますと手を振った後は、自転車やバイク、車やトラックによくよく気をつけて、白い線の内側を歩きましょう。教諭とのお約束を守りながら、前を行くお友だちと間が空きすぎないよう、気をつけて歩いて行きます。


「おっいも♪」「はったけ♪」「おっいも♪」「はったけ♪」と即興の歌ができたりと、にこにこ顔の楽しい道中。やがて爽やかな緑の畑に到着すると、先に到着していたお手伝いをしてくださるおうちの方が、お芋のつると葉を刈ってくれているところでした。




まずは水分補給をして整えて、教諭のお話に耳を傾けます。

掲げられたのは、お話のために掘り出したひとつの大きなお芋。どうしてこんなに大きくなることができたんだろう。それは、神さまが太陽の光や雨、そして栄養たっぷりの土を恵んでくださったから。そしてお世話をしてくださった畑の方や、いろんな繋がりがお芋をこんなに大きく育ててくれたんだね。お芋にまつわる絵本も読んで、土の中のことにも思いを馳せます。



つると葉が刈られたさつま芋の前に並び、ひとしきり観察します。刈られた葉から転び出た芋虫や、土の中の幼虫に驚いたりしたけど、きっとそれだけおいしいお芋が埋まっているんだね。「ではどうぞ」の声と共に、手を一生懸命動かし掘り進める子どもたち。なかなか掘り出すのが難しく、みんな夢中になってあっちから掘り進め、こっちから掘り進めと頑張ります。それもそのはず、やっと掘り上げたお芋は自分の頭よりもおおきなお芋。あっちからもこっちからも、とってもとってもおおきなお芋が出てきました。



掘ったお芋は1箇所に。あっというまに小さなお山ができるほど、大漁、大漁!


掘った後は手を洗います。あれあれ、洗い落とせないところがあるよ。綺麗になったのか、汚れているのか、なんだかわからないね。「白いの(さつま芋の茎や断面から出る乳白色の液体)がついたところは洗ってもきれいにならない」というのが、子どもたちの見解でした。子どもたちが手洗いをする間に、おうちの方が、集めたお芋を手早く袋に分けてくださいます。とってもとってもおおきなお芋たち。リュックに入れるのも一苦労です。

畑を管理してくださった方にお礼を言って、行きと同じく手を繋ぎ、靴底の土を落として帰路に着きます。


みんなから聞こえてくるのは、どんなお料理にしてもらおうか?というお話。天ぷらやお味噌汁、いろんなお味を思い浮かべながら楽しくおしゃべり。腰を曲げて「重いよ〜」「おじいちゃんになっちゃうよ〜」と嬉しい重さも楽しみながら、おうちの方がお迎えに来てくれている公園へ戻ります。




畑まで無事に行くことができました。たくさんの大きな重いお芋をリュックに詰めて、また無事に戻って来ることができました。今日お休みのお友だちも楽しく過ごせていたらいいな。そんな気持ちで手を組んで、神さまに守ってくださってありがとうございますとお祈りをしました。




どんなお料理にしてもらおうかな。まだまだ楽しみが続きます。

それでは年長組さん、また明日、幼稚園で会いましょう。

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