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初穂会

コドモの園幼稚園では、おうちの方も聖書に親しみ、ご自身の人生や子育て等について考えるときを持つことはとても有意義なことと考え、長年にわたって、当園とつながりのある教会から牧師を招き、そのお話に耳を傾ける機会を設け、その機会を「初穂会」と呼んでいます。



冬が間近に迫ってきた今日、初穂会委員さんが整えてくださったホールにおうちの方々が集まりました。出席は希望制のこの会は、少なくない人数で席が埋まっています。聖書『テトスへの手紙 2章1節』を朗読した後、私たちに聖書を学ぶ機会を与えてくださったことへの感謝、また、今日お休みした子どもたち、そのおうちの方々を、私たちと等しくお守りくださいますよう神さまにお祈りを捧げ、今年度2度目の初穂会が始まりました。



本日お話いただくのは、少年院にて法務教官として奉職された経験もお持ちの、上馬キリスト教会の渡辺牧師です。クリスマスも近づいてきたこの時期から始まるアドベントのお話から会は進んでいきました。


「神の恵み」や「愛」といった、身近にあるがために見過ごされがちなモノやコト。これらが渡辺牧師の経験を通しての言葉によって、より立体的に、重みを帯て浮かび上がってきます。おうちの方からの質問に対しても、聖書や育児、ご自身の職務上の経験など多方面からの視点からお答えくださり、その言葉の数々が、毎日育児に翻弄されがちな私たちの心に、灯台のように確かなあかりを灯してくれるのを実感できるひとときでもありました。

クリスマス(Christmas)とは、「キリストの礼拝」の意味だそうです。礼拝を通して、「私はあなたがどんな姿であっても愛している」という神のメッセージを、愛を受け取れるようにしてくださいとお祈りし、渡辺牧師のお話が終わりました。



今回の初穂会は2部構成。第2部は、世田谷中央教会の安藤牧師による雑談会です。安藤牧師は長年にわたり、当園の傾聴ボランティアとして、おうちの方々の悩みや相談、はたまた嬉しい事や些細な事にも耳を傾けてくださり、親子の歩みを見守ってくださっています。

この日も、ワンオペの悩みやスキンシップをはじめとするコミュニケーション、先の渡辺牧師のお話を引用して愛着形成について、更には現在幼稚園に通っている子どもに対してだけではなく、兄弟姉妹についてなど話題は多岐に及び、おうちの方々の心の荷物をそっと置ける和やかな場となりました。



おうちの方々の口から溢れたのは「コドモの園幼稚園の先生は子どもたちに、大好きだよ、といつも自然に伝えてくれる」という言葉。それを素敵だと思うおうちの方々のこころを、安藤牧師は嬉しい、とおっしゃいました。そのぬくもりで子どもたちをこれからも包んで行けるようお祈りをし、心のキャンドルに暖かな火が灯るような内容だった今年度2回目の初穂会は閉会となりました。

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