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進級式

コドモの園幼稚園の園舎は優しいさくら色。その園舎に小さなお友だちができたかのように、園庭の桜の木が満開です。下を向いて咲く桜の花たちが、優しく園児たちを迎えます。

昨年の秋の終わりに植えたチューリップの球根も、春のこの日をお祝いするかのように元気に花を咲かせています。今日は今年度初めての登園日。進級式の日です



ホールに集まった子どもたちの胸には、真新しい名札がぴっかぴかに輝いています。「今日お休みのお友だちが寂しくありませんように。この一年、元気にたくさん遊べるよう守っていてください」と神さまにお祈りします。



「あれれ? 年長組さんはどこに行ったのかな?」という園長の問いかけに、「小学校にいったんだよ!」「ぼくたちが新しい年長組さんだよ」と元気に教えてくれました。そうです、今日みんなはひとつ上のお兄さん、お姉さんになりました。おめでとう!

「では、今日は年少組さんがいないんだね。年少組さんはどこにいるのかな?」という園長の問いには、「年少組さんは明日くるんだよ!」と、またまた元気な声。明日は入園式です。新しいお友だちに会えるのが楽しみだね。



ここでみんなに質問です。年少さんが、三輪車やブランコに乗りたそうにしていたらどうしましょう? 「かしてあげる!」「あとでのる!」と次々に意見が飛び出します。でもそうしたら自分が乗れないね。どうしたらお友だちも自分も楽しく遊べるか、そんな時は考えてみてね。目には見えないけれど、神さまや先生が守ってくれているよ。安心して遊んでね。





元気にお返事をくれたみんなに、園長からマジックショーのプレゼント。春休みの間に大きな事故などなく、みんなが元気に過ごせるように神様やおうちの人が守ってくださいました。幼稚園の教職員は、元気なみんなとまた会えたこと、こうしてみんなの笑顔が見られたことが本当に嬉しくて、ありがとうの気持ちでいっぱいです。




マジックショーで驚いたり笑ったり不思議に思ったりした後は、讃美歌「ことりたちは」を歌います。「これからの1年間元気に遊べるように、神さまどうぞお守りください」とお祈りをし、進級式を終えました。


まるで春が音になったような優しいピアノに送られて保育室に戻った子どもたちは、早速園庭へ駆け出します。久しぶりの園庭での遊び。子どもたちの感じる嬉しさが元気な声となって響いていました。

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