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【年長組】交通安全教室

コドモの園幼稚園では、早春の訪れを告げるように梅の花が咲いています。年少さんが植えたチューリップも、ほんの1週間でぐんと芽が伸びました。そのチューリップの植木鉢がある園庭で、お巡りさんが何かをしていますよ。

今日は世田谷警察署から、この4月から小学生のお兄さん、お姉さんになる年長さんに、道路について、安全な渡り方や、潜んでいる危険を教えに、ふたりのお巡りさんが来てくださいました。



ホールに「よろしくお願いします!」と元気な声が響きます。交通ルールを守る事は、みんなの心と体を守る事。もし事故にあってしまったら…。痛い思いをするだけではなく、やりたい事ができなくなってしまうかもしれない。そうなったら自分も、そしておともだち、おうちの方、幼稚園の先生、もっとたくさんの人も悲しいよ。なによりたった一つしかない大切な命です。その命を守るためにも、今日の交通安全教室で学ぶ事を心のポケットに入れて、大事に持っておいてね。

お巡りさんは紙芝居を使って、みんなの目に、耳に届くようにお話ししてくれます。真摯な声に、子どもたちは集中そのもの! 時折出されるクイズには勢い良く手を挙げ、元気に答えられたね。



もうすぐ小学生になるけれど、大人に比べるとまだまだ身長が小さいみんな。車の運転席からは、窓枠(ピラー)やボンネットなどで遮られてみんなの姿が見えなくなってしまう事もあります。そういう時は、運転手さんとアイコンタクトをしよう!

右、左、右、みんなで一緒に指差し確認をします。練習をすると、体もスムーズに動くね。手を上げて、運転手さんと目が合うまで待ちます。譲ってくれたら、ありがとう!



園庭に出ると、ちいさな信号機が。朝、お巡りさんが設置していたのはこれだったんだね。信号機だけではなく「止まれ」の標識と壁、そして車も。ホールでさっきみんなで練習した事を、実際に体を動かしてやってみましょう!

まずは担任教諭がお手本になります。左右の安全を確認して横断歩道を渡っている時も、右や左を見ながら渡るとさらに安全だよ。

横断歩道では、車の運転手さんとのアイコンタクトが非常に大切です。左右の安全を確認しても、運転手さんに気づいてもらえないととても危険。小さな子どもはなおさらです。運転手さんに気づいてもらえるまで、子どもたちも手を挙げてしっかり待つ事ができました。



横断歩道を渡り終わってさらに進むと、「止まれ」の標識がある、見通しの悪い交差点に来ましたよ。さて、こんな時はどうしましょう! いきなり飛び出すと、事故の元。まずは一旦止まって、そろ〜りと覗いてみよう。車がいる事に気づけたね。どうやらこの車は停車中。右、左、右と左右の安全を確認して、手を上げて渡ります。

最後に、交通安全をテーマにした歌詞を「しあわせならてをたたこう」のメロディで歌います。体も動かすよ! 左右を見たり、手を挙げたり。繰り返す毎にどんどん速くなっていくスピードで、楽しんで覚えられたね。


手作りの車を見ると、ナンバーは「・415(よいこ)」。お巡りさんの、みんなに安全を大切にするよいこであってほしいという願いが込められた今日の交通安全教室は、きっとみんなの心のポケットにしっかり入ったね。

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